痔の手術 顛末記

ある40代会社員の痔の手術、入院の一部始終を日記形式でお届けします。

痔(内痔核)手術体験レポート 【第6報】

2003年12月28日 13:03

会社はお休みですが、第6報を発信しておきます。

まずは昨日夕方、看護婦から退院予定が30日であると言い渡されました。予想通りというか、経過が順調だと言うことで、7日間の入院生活で終わることが決定しました。まずは一安心。
自宅にて正月を迎えられる事になりました。

ただ、まだ心配事が終わっていません。なんと、まだお通じがありません。
看護婦の指示で朝晩の食事前に飲む漢方薬を毎食前に飲むよう指示を頂きました。

思えば、成人病検診でバリウム飲んだ後、下剤を飲み排便しますが、その後いつも便秘気味。今回も下剤責めの反動でしょうか。このまま便秘のまま退院となってしまうのか不安を抱えつつ、とりあえず水を多めに飲んで歩き回る事にします。

日曜日の病院は外来休診でなんとなくのどかな雰囲気が漂います。とはいえ昼前に当直の先生による入院者の検診が行われました。傷はきれいですとの事。

今日相部屋の方(定年した方でポリープ切除)が朝退院していきました。入れ替わりで30過ぎのお兄さんが入院してきて、今向かいのベッドで、看護士から入院説明を受けてます。

明日29日(月)はこの病院の年内最終診療日なのですが、手術も普通に実施され、年越し入院をさせるようです。まあ痔の手術の場合、手術後様態が激変して大騒ぎし看護に手が掛かるケース少なく、手術の後は、もっぱら療養となり、入院日数もある程度病状から計算もできるようで、休み無く入院は行われるようです。

いつ死ぬか判らないような入院者はほとんど無く、救急医療の対象になるケースもありません。 ちなみに過去、近くで交通事故があり、ここに救急車が駆け込んできましたが、肛門専門病院ということでほかに行ってもらったとの事。けしからんとも思えますが、ここの外来診察室を見ても階段の付いた高いベッドと反対側に医師が座り診察する設備からして、完全に肛門見ますよ状態。救急患者のような千差万別の診療・治療をする事は困難である事がわかります。

この病院のようにある程度間断なく入院希望者がある状況になると、入院者に求められる設備、人員、収益など計算できるため、大腸肛門課病院は儲かる病院のビジネスモデルかもしれません。ここは人気病院なので常にほぼ満室、したがって儲かる分、患者のサービスに目を向ける余裕があるのだとも言えます。

ともあれ、入院5日目ともなると、入院患者の中ではベテランの部類になってきます。食事時はラウンジにお膳を持ち込んで、同朋と食事を取るようにしていますが、目の前で素うどんや流動食を神妙な顔で食べている人を見ると、慰めてあげたくなるようなそんな余裕が生まれています。

今日は5階建て2棟の病院内もくまなく歩き回りました。別棟の病室は旧館なので、トイレや部屋の作りが少し古いようです。両棟共1箇所コインランドリーがあり、独り者入院者も安心。ちなみに喫煙者は屋上、ラウンジ外のベランダで喫煙です。風雨が激しいときや寒い日はつらいかも。

ナースセンターもそれぞれの棟にありますが、日曜日のため出勤者まばら。2階の売店兼喫茶コーナーは開店していました。でも客は面会者、退院者、入院者のみで暇そうです。


屋上出口にあるコインランドリー

病院の花園: ナースセンター


手術後3日目で入浴はまだ例の一人用泡風呂。今朝も入りました。体調的には完璧で、快適な大浴場に入りたいのですが、もしかしてあしたも泡風呂だと、初日一回きりの大浴場という事になってしまいます。

結局本日の日曜の午後は検温などのほかは、なーんにもありません。暇なのでラウンジで年賀状書きでもしよう。